【現役ぶどう農家が解説】満開からベレーゾンまで何日?着色が一回りするまでの日数を時系列で紹介

ぶどうを栽培していると、

  • 「ベレーゾンはいつ始まるの?」
  • 「色が一周するのは何日後?」
  • 「あと何日で収穫できそう?」

と気になる方も多いと思います。

私も毎年、巨峰を栽培していますが、着色の進み方にはある程度の目安があります。

もちろん、その年の気温や天候で多少前後しますが、大まかな流れを知っておくと管理の目安になります。

今回は、満開からベレーゾン、着色完了までを実際の日付で紹介します。


結論

今年のように満開が5月30日頃だった場合の目安です。

生育段階満開からの日数おおよその日付
満開0日5月30日頃
ベレーゾン開始(色付き始め)約55~65日7月24日~8月3日頃
着色が房全体に一回りする約70~80日8月8日~8月18日頃
着色がほぼ完成する約80~90日8月18日~8月28日頃
収穫適期約90~110日8月28日~9月17日頃

※標高や気温によって5~10日程度前後します。


ベレーゾンとは?

ベレーゾンとは、

果粒が成熟を始める時期です。

それまで緑色だった粒が、

少しずつ赤紫色になり始めます。

この頃から、

  • 糖度が上がる
  • 酸が減る
  • 果粒が柔らかくなる

という成熟が一気に始まります。

つまり、

収穫に向けたスタートライン

になります。


満開から約60日後にベレーゾンが始まる

巨峰では、

満開から約55~65日後、

今年なら

7月24日~8月3日頃

にベレーゾンが始まることが多いです。

最初は房全体ではありません。

日当たりの良い数粒だけが色付き始めます。

「やっと色が入り始めたな」

という段階です。


ベレーゾンから約2週間で房全体が色付く

ベレーゾンが始まってから、

約10~15日後になると、

房全体に着色が広がります。

今年なら、

8月8日~8月18日頃

が目安です。

この頃になると、

房を見た瞬間に

「ほぼ全部色が付いた」

と分かるようになります。

ただし、

まだ完全に黒くなったわけではありません。

糖度もまだ上昇途中です。


お盆頃には着色がほぼ完成する

さらに1週間から10日ほど経つと、

今年なら

8月18日~8月28日頃

になります。

この頃には、

着色はほぼ完成します。

見た目だけなら、

「もう収穫できそう」

に見える房も増えてきます。

しかし、

糖度はまだ少しずつ上がっています。


色が付いたから収穫ではない

初心者の方が勘違いしやすいのですが、

色が付いた=収穫ではありません。

黒系ぶどうは、

着色したあとも糖度が上がり続けます。

見た目だけで収穫すると、

甘さがもう一歩足りないことがあります。

そのため、

収穫は

  • 糖度
  • 食味
  • 果皮色
  • 種の色

などを総合的に見て判断します。


気温で着色時期は変わる

ここ数年感じるのは、

着色は夜温の影響が非常に大きいことです。

例えば、

  • 夜温が下がる年
  • 昼夜の寒暖差が大きい年

は着色が進みやすくなります。

逆に、

  • 夜温が高い
  • 曇りや雨が続く

年は、同じ満開日でも1週間ほど遅れることがあります。


まとめ

今年のように満開が5月30日頃だった場合の目安は、

生育段階日付
満開5月30日頃
ベレーゾン開始7月24日~8月3日頃
房全体が色付く8月8日~8月18日頃
着色ほぼ完成8月18日~8月28日頃
収穫適期8月28日~9月17日頃

この流れを知っておくと、

「あと何日で色が回るか」

「収穫まであとどれくらいか」

を予測しやすくなります。

毎年、天候によって多少前後しますが、満開日を記録しておくことが、その年の着色や収穫時期を予測する一番の目安になります。

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