― 実は「剪定で8割決まっている」という話 ―
はじめに
冬のぶどう作業は
- 剪定
- 誘引(結束)
と続いていきます。
この中で「作業っぽく見える」のが
誘引(結束)作業です。
ただ実際にやっていると感じるのは
誘引は作業というより“確認作業”に近い
ということです。
今回は、実際の現場での
結果母枝の誘引(結束)作業についてまとめます。
結論|結果母枝の配置は剪定で8割決まっている
結論から言うと
結果母枝の配置は剪定の段階でほぼ決まっています。
誘引作業は
- 配置を整えるというより
- その形を固定する作業
です。
そのため実際の作業としては
ほぼ「縛るだけ」
になります。
誘引(結束)とは何か
一般的には「誘引」と呼ばれますが、
実際の作業内容としては
結果母枝を棚に固定する=結束
です。
棚面に
- 均等に
- 重ならないように
- 光が当たるように
配置していきます。
実際の作業
結束の様子

このように、結果母枝を棚線に沿わせて
テープで固定していきます。
固定後

枝を軽く曲げながら
無理のない位置で止めるのがポイントです。
作業のポイント
無理に曲げない
結果母枝は
- 無理に曲げると折れる
- 樹にストレスがかかる
ので
自然に収まる位置で止める
ことを優先しています。
間隔を詰めすぎない
棚面は
満遍なく配置する
のが基本ですが、
詰めすぎると
- 日当たりが悪くなる
- 管理しづらくなる
ので適度に空間をとります。
実体験|誘引より剪定の方が重要
誘引をやっていて毎年感じるのは
ここで悩むようでは遅い
ということです。
配置に迷う枝は
だいたい
剪定の段階で無理がある
ことが多いです。
逆に剪定がうまくいっていると
誘引は
ほとんど考えずに終わる作業
になります。
学び|作業の負担は前工程で決まる
誘引は見た目には作業量がありますが、
実際の負担は
剪定でほぼ決まっています。
- 剪定で配置を考える
- 誘引は固定するだけ
この流れにすると
かなり楽になります。
まとめ
ぶどうの結果母枝の誘引(結束)は
- 棚面に満遍なく配置する作業
- ただし配置は剪定でほぼ決まっている
- 実際の作業は「縛るだけ」に近い
という作業です。
見た目よりも重要なのは
剪定の段階でどう枝を残したか
です。
誘引で無理に形を作るのではなく
剪定で形を決めておく
この方が結果的に作業も楽になります。
このブログのスタンス
農作業は
- やろうと思えばいくらでも手間をかけられます。
ただ実際には
一人で回る作業量に収めること
の方が重要です。
誘引も同じで
完璧に並べるより
無理なく管理できる配置
を優先しています。
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