― ジベ処理を遅らせた私の失敗談 ―
はじめに
シャインマスカットは
ジベレリン(ジベ)処理のタイミングで
収量も房の仕上がりも大きく変わります。
私はその判断を間違え、
花ぶるいにより収量が約2割減
という結果になりました。
なぜジベを遅らせたのか
ジベ処理の基本は
満開時処理
です。
しかし現場ではこう考えがちです。
ジベ処理を少し遅らせると、
玉張りが良くなり、ショットベリー(未成熟果)も少なくなる
というメリットがあります。
見た目がそろい、摘粒も楽になるため、あえて遅らせる人も少なくありません。
私もこのメリットを狙いました。
私がやった判断ミス
私は
房全体が粒になるまで待ちました。
満開から約5日後です。
この時点で
- 早く咲いた花
- 遅れて咲いた花
に大きな差が出ていました。
ジベは
咲いている花にしか効かない
ため、
遅れて咲いた花は
無処理状態で残り、脱落します。
これが花ぶるいです。
なぜ収量が2割も減ったのか
ジベ処理が遅れると、
| 花の状態 | 結果 |
|---|---|
| 先に咲いた花 | 処理が効き、粒になる |
| 遅れて咲いた花 | 効かず、落ちる |
房の中で
選別が起きてしまうのです。
結果、
房は見た目が良いのに
粒数が少ない
という最悪の状態になります。
正しいジベの考え方
ジベ処理は
「見た目や作業性」より
「着果を確保すること」
が最優先です。
- 満開時:着果を決める
- 後処理:玉張りを調整する
満開時を逃すと、
今回のような失敗になります。
この失敗で学んだこと
シャインマスカットは
ジベが遅れる=花を捨てる
のと同じです。
ショットベリーが減っても、
房そのものが減れば意味がありません。

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