― 樹形にこだわりすぎていた話 ―
はじめに
若い頃の自分に、
一つだけ言えるとしたら、
剪定で、そんなに悩まなくていい。
たぶん、これです。
当時の私は、
剪定のたびに立ち止まっては、
棚を見上げていました。
結論:樹形にこだわりすぎていた
結論から書きます。
若い頃に剪定で一番無駄にしていたのは、
樹形にこだわりすぎていた時間でした。
- 少し切っては、しゃがむ
- 立ち上がって棚を見上げる
- 先端が負けないか考える
今思えば、
かなり神経を使っていました。
教科書どおりに仕立てようとしていた
当時は、
- 樹形を整える
- 先端優勢を意識する
- バランスを崩さない
こういった教科書の言葉を、
そのまま現場に当てはめようとしていました。
それが、
正解だと思っていたからです。
でも、樹齢が進むと話が変わる
樹齢が進むにつれて、
はっきり分かってきたことがあります。
樹形の維持は、だんだん難しくなる。
- 太りすぎる枝
- 思った方向に出ない新梢
- 理想どおりにいかない配置
どれだけ丁寧に剪定しても、
教科書どおりにはなりません。
そこで、考え方を変えました
今の剪定は、
かなりシンプルです。
基本は、
人差し指くらいの太さの枝を残す
これを中心に切っています。
- 細すぎる枝は切る
- 太すぎる枝も切る
- 迷ったら切る
樹形は、
正直、多少崩れます。
樹形は崩れても、更新すればいい
昔の自分は、
- 樹形が崩れる
= - 失敗
だと思っていました。
でも今は、
こう考えています。
崩れたら、更新すればいい。
苗木は、
高くても一本5,000円くらいです。
先端を切り返しする
広がりすぎた樹形を切り返す
いつでも更新できるように苗木を植えて植えておく
時間と神経の方が、よほど高い
剪定で一番高いコストは、
- 苗木代
ではなく - 時間と神経
だと思っています。
- 何分も立ち止まる
- 悩み続ける
- 疲れる
その時間を、
- 作業効率
- 体力温存
- 次の作業
に使った方が、
結果は良くなります。
気楽に切るようになってから、楽になった
今は、
- 樹形を完璧にしようとしない
- 迷わない
- 手を止めない
この剪定にしてから、
- 体も
- 気持ちも
かなり楽になりました。
収穫量も、
大きくは変わっていません。
まとめ:剪定で悩むのは、若い証拠かもしれない
- 若い頃は、樹形に悩みすぎていた
- 樹齢が進めば、教科書どおりにはならない
- 太さ基準で切る方が、結果的に安定する
- 苗木より、時間と神経の方が高い
もし今、
- 剪定で立ち止まってばかり
- 樹形が気になって仕方ない
そんな人がいたら、
少し肩の力を抜いてもいいと思います。
このブログのスタンス
このブログでは、
- 正解を押し付けません
- 技術でマウントを取りません
続けられるかどうか。
そこを一番大事にして、
現場の判断を書いていきます。

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