農家に「年金がわりの貯蓄型保険」が危険な理由

― 国民年金は実は最強の金融商品 ―

はじめに

農家は、老後に強い不安を持っています。

  • 国保
  • 国民年金
  • 収入が不安定

この3点セットがあると、
どうしても

「年金がわりに保険に入った方がいいのでは?」

という話が耳に入ってきます。

でもこれは、
かなり危険な選択です。


私自身も国民年金を軽く見ていました

正直に言うと、
私も国民年金の負担が重く、
免除申請をしていた時期があります。

でも後になって、

免除は「支払いを先送りしただけ」で、
将来の年金を削っている

と気づき、
最近その分を追納しました。

農業は不安定だからこそ、
国が保証する年金を削ってはいけない。
これは、実際にやってみて分かったことです。


国民年金は「金融商品」として異常に強い

現在の国民年金(満額)は、

  • 年額 約80万円
  • 掛金:年 約20万円
  • 40年で約800万円

つまり、

800万円払って
年80万円が死ぬまで出る

仕組みです。

65歳から75歳まで生きれば元が取れ、
80歳まで生きればプラスになります。

これは金融商品にすると
実質年利3〜5%相当で、
しかも国が保証しています。


貯蓄型保険はなぜダメなのか

年金がわりに勧められる貯蓄型保険の実態は、

項目実態
利回り年0.2〜1%程度
途中解約元本割れが普通
インフレ負ける
節税ほぼ意味なし

生命保険料控除は、
最大でも年間4万円の所得控除。
課税300万円の人なら節税は8千円程度です。

老後の柱にはなりません。


農家ほど国民年金を大切にすべき

農業は、

  • 天候リスク
  • 価格リスク
  • 体調リスク

すべてを自分で背負う仕事です。

だからこそ、

国が一生支払ってくれる年金

は、
農家にとって最後の命綱です。


免除より「追納」が圧倒的に得

免除した1年分(約20万円)を追納すると、
将来の年金が毎年約2万円増えます。

75歳まで生きれば元が取れ、
80歳なら10万円以上のプラス

これを投資で再現するのは、
ほぼ不可能です。


結論

  • 国民年金は最強の年金商品
  • 貯蓄型保険は高コスト商品
  • 免除したら、できるだけ追納

農家が老後で失敗しないために必要なのは、

保険ではなく、制度を理解すること

です。



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