失敗・実体験

規模拡大農家がワイン用ぶどうを主力にするときの落とし穴

― 出口が一つしかないというリスク ―はじめに規模拡大を考えたとき、生食用ぶどうよりワイン用ぶどうの方が向いていると言われることがあります。理由は明確で、栽培管理が比較的シンプル房づくりや摘粒が不要大面積を一人でも回しやすい確かに、「面積を...
失敗・実体験

農業を始めるなら「場所」が一番重要だと思った話

― ぶどうは“産地の共選所”まで含めて考える ―はじめに農業を始めるとき、作物や技術の話はよく出てきます。何を作るかどうやって作るかでも、実際に就農してみて、一番重要だと感じたのは、場所でした。もっと正確に言うと、どの仕組みの中で作るかです...
失敗・実体験

「拡大型農業」という言葉を、あらためて定義してみた

― ぶどう農家が規模を考えるときの現実的な判断 ―はじめに農業の話をしていると、よく出てくる言葉があります。規模拡大大規模農業でも、「じゃあ具体的に、何を拡大しているのか」ここは、あまり整理されていない気がします。そこで今回は、自分なりに*...
補助金・優遇制度

保険で全部守ろうとすると、逆に苦しくなる話

― 安心を買いすぎないという判断 ―はじめに不安になると、人は「全部守りたくなる」と思います。病気ケガ老後収入減家族のことその結果、何かあったら困るからとりあえず保険に入っておこうこうなりがちです。でも、農業を続けながらお金のことを考えてき...
補助金・優遇制度

保険は相互扶助。でも「売る側の論理」もあるという話

― 農家がお金の仕組みと距離を取る理由 ―はじめに保険は、相互扶助の仕組みです。みんなでお金を出し合い、誰かに何かあったときに支える。この考え方自体は、とても健全だと思っています。ただ最近、保険に関するニュースや不祥事を見るたびに、改めて考...
失敗・実体験

農業で一千万稼ぐ人は「優秀な農家」ではなく「優秀な経営者」だと思う話

― 頑張りすぎない農業という選択 ―はじめにこのブログではこれまで、農業は頑張りすぎない一人で回る規模を大事にする副業と組み合わせた農業というスタンスを書いてきました。ただ、現実として、ぶどう農家だけで年収一千万以上を稼いでいる人も、実際に...
失敗・実体験

農作業のポイントは「こだわりすぎないこと」

― リズムを崩さない方が、結果は安定する ―はじめに農作業をしていると、どうしても「完璧にやろう」としてしまいます。特にぶどう栽培は、房づくりジベ摘粒袋掛け傘かけと、作業が次々に続きます。この中で、最初から完璧を目指しすぎると、あとが苦しく...
失敗・実体験

若い頃は大事だと思っていたけど、今はどうでもいいこと

― 根性論を卒業した話 ―はじめに若い頃の自分に、「今はもうどうでもいいよ」と言えるものがあります。それが、根性論です。農業を始めたばかりの頃、私は本気で信じていました。農業は甘くない厳しい世界だ乗り越えるには努力と根性が必要これは、地元の...
剪定

若い頃、剪定で無駄に悩んでいたこと

― 樹形にこだわりすぎていた話 ―はじめに若い頃の自分に、一つだけ言えるとしたら、剪定で、そんなに悩まなくていい。たぶん、これです。当時の私は、剪定のたびに立ち止まっては、棚を見上げていました。結論:樹形にこだわりすぎていた結論から書きます...
剪定

ぶどうの剪定で「樹形を考えすぎない」という判断

― 剪定はすべての作業のスタートライン ―はじめに剪定の話をすると、どうしても樹形理想の仕立て教科書どおりという話になりがちです。でも、私は剪定で樹形を考えすぎないようにしています。理由はシンプルです。僕らは、樹を仕立てる仕事ではなく、ぶど...